日本古来の剣術を基軸とし、淵源とする日本武道。

その奥義とするところは、「身体を整え、心気人倫を養ひ、極めては宇宙創元の理を悟るに至る」とするように

日本武道の武術真理と本質として、本来人を倒す術(わざ)でありながらも、究極的には天地自然の理に随うこと、

そして敵をも包容・和合・同化し、自然や宇宙と一体となることを極意とする。

 日本武術史上に燦然とその名を輝かせる剣聖、剣豪、伝説的な達人と言われる剣術家、武術家たち。

その多くが修行の過程で、あるいはその極致として「神授を蒙る」「神傳・・天地自然の理に随う」「神性・仏性の顕現」「剣法の真理は、万物太極の理を究むる」と云うように

「武術・武道の究極の根源は、自己に本来内在する神・仏となりうる性質(神性・仏性)であり、神・宇宙そのものであること、そして神性・仏性としての自己の存在を通じて体現される神・宇宙の働きとしての業(神傳)」に到達している。

 すなわち、いわゆる「神傳」「神授」あるいは「神流」とは、人為的な飾りや知恵、作為に染まらず介在せず、万物・天地自然の生成変化のように、神のような働きが顕現・作動する存在(神性・仏性)としての自己を通じて、発現される業を言うのである。

 これは単なる理念や精神修養としての理想の境地ではなく、現実の、武道・武術の極めて精妙なる業(わざ)の働き・発現のための秘訣であり真理とされる。

これが顕現したときに、その武術・武道の業は、物理学的・力学的な理解を遥かに越えた、神妙・霊妙とも言うべき領域へと達するのである。

 また、中国拳法などにおいても、その技の根源と深く関わる練功や気功などにおける「気」の発動についても、本人が修行で自己の物として獲得したものではなく、

実際にはその根源は「仏の慈悲・慈愛」であり、「神の愛」であり、「天・宇宙の気」とされる。

 

 このように武術・武道の本質・真髄を突き詰め、究めたたときに、武術・武道とは一見相反するような愛・和合、神・仏や宇宙に行き着くという。

 そして、実際にはこれらの達人のなかには、その修行の過程で、禅や神道、あるいは修霊法などを修めているのである。

この講座では、無用な虚飾や徒な神秘主義を排除しつつ、宇宙の真理と武術・武道の真髄・深奥・核心に迫るべく、古から伝わる『天・神に繋がる業としての瞑想法、養気・練気・気功法、修霊法』を探求する。

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【講座概要】

 剣禅一如として知られる幕末・明治の剣聖・山岡鉄舟。

大悟の極致に達し伊藤一刀斎の「無想剣」の極意を伝授され、一刀正傳無刀流を開くに至る経過を記した「剣法と禅理」に

「無刀流剣術は勝負を争わず、心を澄まし胆を練り、自然の勝を得るを要す」

「剣法は、鍛錬刻苦して無敵に至りたるをもって至極とす」

「余の剣法は、・・精神・真理の極致に悟入し、天道の発源を極め、・・・見性悟道なるのみ※」

 ※ すなわち徹底的に己を磨いて、精神のはたらきの極限にまで突き進み、天道の発する本源(宇宙の根源)というものをつかみ、妄想や邪念を捨てて自分に本来備わっている「仏となりうる性質」 (仏性) という自己の本来の姿を悟り実現すること、

とある。

 この世に生を受けてより、人はそれぞれの人生や家庭環境等の影響から、意識に、知識や習慣あるいは我など、さまざまな余計なものと言えるものを身につけています。

あるものは両親の影響などから無意識に、またあるものは自ら意識的に選択して身につけてきているわけです。

そして、これらの後天的に獲得したものによって、真の自分が、自己に本来内在する神・仏となりうる性質(神性・仏性)が隠れてしまっている状態なのです。

 それ故に、意識や身体から本来の自分でないものがこそぎ落とされたときに、最終的に真の自分が表面に現れるのです。

それは即ち、生まれる以前からの本来の自分、「人為的な飾りや知恵、作為に染まらず介在せず、万物・天地自然の生成変化のように、神のような働きが顕現・作動する存在(神性・仏性)としての自己」に帰るわけです。

 これは倫理や道徳の話ではなく、武道・武術の極意とも云うべきものなのです。


本講座では、独自の様々な稽古体系・訓練があるのですが、それらの稽古・訓練を通して目指すものは、ここにある訳です。

 余計なものを取り除いた後に、自己の本来の姿が顕現する。

そうすると、あるものがあるがままに見える。

つまり武道で云う「心眼」(心の眼)が顕現するのです。

 人の意志や意図、意識の変化がよくわかるようになり、自分の後ろにいる人やはるか離れた場所にいる人の意識や意志、動きや息づかい、呼吸までが手に取るようにわかるのです。


これにより、山岡鉄舟が「剣法と禅理」のなかで言うところの

『精神を呼吸に凝らし、勝機を未だ撃たざるに知る。真に明眼の達人』が可能となるのです。


 自己に本来内在する神・仏となりうる性質(神性・仏性)が顕現するため、

人と融和し、敵をも包容・和合・同化し、自然や宇宙と一体となることが可能となるのです。

これは全てと一体となるため、心の世界が見え始め、相手の意識なり動きが自分のものであるかのように感じ取れるようになるので、当然の結果と云えるでしょう。

 つまり自分が無になり、対立する世界を超えて、「無の世界」あるいは「全体の世界」へ入ることを意味します。


 本講座では、以上を実現するため、すなわち参加者それぞれの自己に本来内在する神・仏となりうる性質(神性・仏性)が顕現し、流派や流儀を問わず、それぞれの武術・武道的極意への領域への到達のための補助として、静的及び動的瞑想法、天とつながるための養気・練気・気功法、古来より日本の武術に伝わる天・神や自己に内在する神性・仏性と繋がるための修霊法の数々を段階的に教授し、訓練します。

 この講座では、単なる解説・演武ではなく、基礎から最高境地に至るまでの過程を全て公開し、現代武道界では目にすることが極めて稀な、極意・奥義とも云うべき業の数々が指導されます。


 現代武道界の通常の稽古では一生涯稽古して到達しうるか否かとされる程の境地の術理・極意が、ご参加者それぞれの特性に応じ、活かしたテイラーメイドの内容・指導方法で、通常の稽古とは異なった側面・アプローチから、極めて基本的な術理として指導されます。

 この根本的・根源的術理なくしては、華麗に見える如何なる高度技術も虚しくなること、そしてこれらの根本的根源的術理・理法が如何に重要な秘伝であり奥義であるかが、理解できることでしょう。

神谷謙伯氏が、その驚異の原理・真髄を、初学者・独習者にも理解しやすく、熟練者にも納得出来るよう、科学的、合理的、体系的に解説・指導します。

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【講座内容・要綱】

★ 養気・練気・気功法: 各種

★ 瞑想: 正坐瞑想法 動的瞑想法 各種

★ 修霊法: 各種

【日時】(他の曜日がご希望の方はメールにてご相談ください)

<グループ・昼>  木 ・土・日

  14:00~16:00  (120 分)

<グループ・夜>  火 ・木・金

  19:00~21:00  (120 分)

<個人レッスン> 随時受付(具体的な日時はご相談ください)


【受講料】 ● 月謝制 (原則前月の26日迄のお振込)

<グループ>

   ◎ 12,000円(税込・月3回コース)      ◎   14,000円(税込・月4回コース) 

 ※ ご希望日を予め決めてていただき、ご都合がおありの場合は、月内であれば事前に別の日に振り替えが可能です。

<個人教授>

   ◎ 20,000円(税込)/1 回        

【場所】 東京都港区高輪(品川駅より徒歩5分) ご参加の方には地図をお送りいたします。


個人レッスンをご希望の方は、その方に合ったレッスン内容にします。

武術・武道、気功が初めての方や、これから志す方にも自然に、比較的容易に身につけ磨くことが出来ます。

既に本格的に稽古されている方は、新たな領域を体感し、技術・テクニック面、精神面で新たな境地へと発展していくことでしょう。


【備考】

ゆるやかに動き、激しい動きは一切ありませんので、身体への負担は一切ありません。体に故障を抱えている方で
も、無理なく学べます。 また、年齢にかかわらず、どなたでもご参加可能です。

※  武道・武術にご興味のない方でも、ビジネスや藝術・アート、カウンセラーなど、ご自身それぞれの現在関わっている
お仕事や分野で、質的に異なる次元へと飛翔することになることでしょう。

どの回からでも、問題なくご参加頂けます。


【お申込み方法】

『武道を志す人の為の瞑想法・気功法』のお問い合わせ・お申し込みは こちらまでお願いいたします。

ホームページ上からお申込み頂くか、下記必要事項をご記入いただき、コピーペーストして、本メールに返信されるか、こちらのメールアドレスまでお申込みください。

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